バイエルンの中盤で輝くチアゴ photo/Getty Images
欧州5大リーグトップのドリブル成功率
サッカー界には優れたドリブラーが数多く存在する。鮮やかなテクニックや爆発的なスピードで相手を置き去りにする彼らは、多くの観衆を魅了してやまない。
現役選手でその筆頭格といえば、バルセロナのリオネル・メッシやパリ・サンジェルマンのネイマール、レアル・マドリードのエデン・アザールといったアタッカーたちか。しかし、今季の欧州5大リーグにおいて最も高いドリブル成功率を記録しているのは、彼らのように前線を主戦場とする選手ではないという。
データサイト『WhoScored』によると、その選手はバイエルン・ミュンヘンに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラだ。同選手が今季記録しているドリブル成功率は驚異の87.7%(試行57回中50回成功)。同選手は今季欧州5大リーグで50回以上ドリブル突破を試みた166人の頂点に君臨している。
一般的にドリブラーと言われればサイドプレイヤーに多い印象。しかし、チアゴは中央の密集地帯でもおかまいなしに自慢のテクニックで相手を抜き去ってしまう。バルセロナ在籍時から細かいボールタッチを駆使したドリブル技術には定評のあった同選手だが、その技術はベテランの域に差し掛かろうとしている現在でも錆び付いてはいないようだ。
精度の高いパスだけでなく、華麗なドリブルでも違いを生み出すチアゴ。対峙する相手守備者にとって、これほど厄介な存在はいないだろう。バイエルンではゴール、アシストを量産するロベルト・レヴァンドフスキやトーマス・ミュラーにスポットライトが当たりがちだが、中盤でチャンスメイクの役割を任されるこのテクニシャンも要注意人物の1人だ。
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