フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images
独紙は来季もフランクフルトで戦えるとの見方示す
今季のMF長谷部誠は、所属するフランクフルトで立場が変わる慌ただしい時間を過ごしてきた。
当初は昨季と変わることなく不動のリベロとして最終ラインに君臨していたが、チームの成績が振るわなかったこともあってシステムが4バックに変更。
ところが、2月に入ってからは本来のポジションである守備的MFで起用される機会が増加。リベロではなくなったが、実力が衰えたわけではない。豊富な経験を活かして中盤の底からチームをコントロールすることは可能だ。
独『Kicker』も、「長谷部にはまだ価値がある」と主張する。長谷部とクラブの契約は今季限りとなっており、退団する可能性だって考えられる。それでも同メディアはまだ36歳の長谷部を戦力としてカウントすることは可能と見ているのだ。
理由の1つには、新型コロナウイルスの影響が挙げられる。これによって各クラブは経済面のダメージを負うことになり、今夏にコストをかけた戦力補強が難しくなる可能性も考えられる。その際、長谷部のようなベテラン選手と契約を延長するシナリオもあり得るとの見方だ。
「長谷部は指揮官のヒュッターが3バックから4バックに変更したことで、レギュラーポジションを失った。しかし3-1で勝利したDFBポカールのように、最終ラインと中盤の間を長谷部が活用する柔軟なシステムを選択するならば、長谷部は依然として需要がある。
同メディアはこのように伝えており、長谷部の今後に注目している。長谷部はブンデスリーガで「便利屋」として活躍してきた側面もある。新型コロナウイルスの影響でクラブの補強がどうなるか分からない今、長谷部のように複数の役割をこなしてくれるベテランプレイヤーは貴重な存在となる。
まだ戦力になると評価されているようだが、果たして今夏にどう動くのか。
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