バルセロナのグリーズマン photo/Getty Images
移籍金に見合う活躍をした選手少なく
2019年夏、欧州サッカー界ではド派手な移籍が数多く実現した。1億ユーロを超える移籍金が動いたケースもいくつかあったが、あまりにも失敗が多すぎるのだ。
スペイン『as』は昨夏に高額な移籍金で動いた選手たちを特集しているが、移籍が成功と評価された者はかなり少ない。
例えばバルセロナはFWアントワーヌ・グリーズマン、レアル・マドリードはFWエデン・アザール、アトレティコ・マドリードはFWジョアン・フェリックスと1億ユーロ超えの移籍金を支払って即戦力アタッカーを揃えたが、説明は不要だ。全員「失敗」と判定されている。
ユヴェントスがアヤックスから7500万ユーロで獲得したDFマタイス・デ・リフトも失敗、バイエルンがアトレティコから8000万ユーロで加えたDFリュカ・エルナンデスも怪我が多すぎて失敗、アーセナルがリールから7500万ポンドで獲得したFWニコラ・ペペも失敗と判定されている。

マンUのマグワイア photo/Getty Images
デ・リフト、ペペは新たなリーグへの適応に苦労したところがあり、能力を100%発揮できていない。来季にはフィットしてくる可能性もあるため、アトレティコのフェリックスとともに我慢が必要か。
一方で数少ない成功に挙げられたのは、マンチェスター・ユナイテッドがレスター・シティから8000万ポンドで獲得したDFハリー・マグワイア、インテルがマンUから総額7500万ユーロで獲得したFWロメル・ルカク、マンチェスター・シティが6280万ポンドで獲得したMFロドリ、バルセロナが8600万ユーロで獲得したMFフレンキー・デ・ヨングの4名。
このうちルカクは間違いなく大ヒットだったが、他の3人に関してはいかがだろうか。デ・ヨングもアヤックス時代ほど存在感を放っているわけではなく、マグワイアも7500万ポンドでリヴァプールが獲得したDFフィルジル・ファン・ダイクほどのパフォーマンスは披露できていない。
お金をかけての補強が相次いで失敗した印象も強いが、彼らは来季この評価をひっくり返せるだろうか。
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