マルセイユ時代のベン・アルファ photo/Getty Images
順風満帆のキャリアとはいかず
才能ではリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドにさえ負けていなかったかもしれない。そう思わせるほどの天才プレイヤーがフランスにいた。
現在はスペインのバジャドリードに所属するFWハテム・ベン・アルファだ。ファンタジスタ系の才能の持ち主だったのは間違いないのだが、周囲との衝突もあって上手く能力を活かすことができなかった。
仏『L'Equipe』によると、現在もフランスのモンペリエで現役を続ける42歳のDFイウトンは自身が出会った中で「最強」だと思う選手にベン・アルファを挙げている。イウトンもベン・アルファの才能に関しては絶賛しているのだが、それだけでトッププレイヤーになれるわけではないと現状を嘆いている。
「マルセイユにいた頃のベン・アルファが僕にとって最強だよ。彼は出会った中で最強の選手の1人だった。全盛期が長くなかったのは残念だね。彼の才能はビッグクラブでプレイするにふさわしいものだ。僕の中では最強なんだけどね。ただ、才能だけが重要でないことも分かっている。多くの要素が必要なんだ。選手としての姿勢、プロフェッショナルなどね。
もしプロフェッショナルな姿勢を持っていれば、フランス代表の一員として2018ロシアワールドカップ制覇も味わえたかもしれない。
世代別フランス代表では2004年にU-17欧州選手権を制し、大会得点王に輝くなど圧巻のパフォーマンスを見せていた。若い頃はカリム・ベンゼマとも比較される存在だっただけに、現状はやや寂しいものがある。才能は確かと言われ続けながら、33歳とベテランの領域に入ってしまっている。
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