ニューカッスルの武藤 photo/Getty Images
挽回のチャンスはあるだろうか
ブンデスリーガで結果を出し、プレミアリーグでも岡崎慎司に続いて大暴れする。これがニューカッスルへ移籍した日本代表FW武藤嘉紀が描いていたキャリアプランだったはずだ。
しかし、そのプランは脆く崩れてしまった。ニューカッスルではリーグ戦24試合に出場して僅か1点のみ。その1点はマンチェスター・ユナイテッド相手に決めたインパクト抜群の一撃だったが、それだけでは評価してもらえない。
英『TalkSport』は「マイク・アシュリー体制となった2007年以降のワースト補強」なる残酷な特集を組んでいるが、そこに武藤の名前が入ってしまっている。
ニューカッスルでは怪我に加え、大型FWジョエリントンの加入も状況を厳しくした。ニューカッスルのような中堅クラブは前線でボールを収めることのできる大型FWを好む傾向にあり、武藤の1トップでは厳しいと判断されたのかもしれない。
ドイツのマインツで結果を残し、プレミアへ向かうルートは岡崎と全く同じだ。しかしクラウディオ・ラニエリの下でやることがはっきりとしていたレスター・シティに対し、武藤が加わったニューカッスルはどこか中途半端な状態だった。初のプレミア挑戦へ、チーム選びに誤りがあったか。
同メディアは他にマルセイユで酒井宏樹とコンビを組んできたFWフロリアン・トヴァン、アヤックスから獲得したMFシーム・デ・ヨングらをワースト補強に選んでいる。
ここまでは武藤にとって何とも苦い展開となっているが、まだワースト候補だ。武藤の場合は挽回のチャンスもゼロではないはず。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
最新号は、こんな今だからこそ振り返りたいCLの名勝負を一挙に振り返り! おなじみ、うじきつよし氏によるCL裏話的なインタビューも掲載です。「ぺこぱシュウペイのフロンターレで決定的ーーー!!」も元気に連載中!!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/