バイエルンのウルライヒ photo/Getty Images
クラブは若き有能守護神を補強
来季のバイエルン・ミュンヘンでは熱い守護神バトルが勃発する予感が漂っている。シャルケから有望株であるアレクサンダー・ニューベルが合流するためである。
長きにわたって正守護神を務めるマヌエル・ノイアーもまだ主力として活躍しているが、クラブは先を見据えて若き力をチームに加えた格好だ。「百戦錬磨の名手vs新進気鋭の若手守護神」という構図はファンの心をくすぐるものがあるだろう。
しかし、その一方でこれまでノイアーを陰から支えてきた男の立場は怪しくなる。その影響を最も受けるとされるのが控えGKを務めるスヴェン・ウルライヒだ。2017-18シーズンにおける活躍から“世界で最も安全な控えGK”とも呼ばれる同選手だが、ニューベルの加入によって序列は下がってしまうことだろう。
そんな状況もあって、ウルライヒには今夏移籍の噂が浮上している。バイエルンがニューベルを獲得したという一報を受けた際には複雑な面持ちで若手GKに歓迎のコメントを残しており、退団の可能性は少なくないだろう。あれから半年弱の時間が経過したが、今ウルライヒは自身の去就についてどのような考えを持っているのだろうか。独『SPORT1』のインタビューで、同選手はその胸の内を明かしている。
「バイエルンで僕は明確に仕事をしているし、与えられた役割を全うしようとできる限りのことをしているよ。それで称賛も得ている。これまでの実績が評価されていることを嬉しく思うね。
ニューベル獲得だけでなく、今季全く出番を得られていない(公式戦出場なし)状況にもウルライヒは若干の焦りを感じているようだ。もう31歳なだけに、不安を感じても無理はないだろう。
はたして、バイエルンを支え続けてきた“縁の下の力持ち”は今季限りでクラブを去ってしまうこととなるのだろうか。ベテランGKの選択に注目が集まる。
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