PSGのヴェッラッティ photo/Getty Images
1200万ユーロで引き抜いた実力者
豪華な補強を続けてきた近年のパリ・サンジェルマンにおいて、最高の補強を選ぶならどれになるだろうか。
バルセロナからFWネイマール、モナコからFWキリアン・ムバッペ、ミランからDFチアゴ・シウバ、FWズラタン・イブラヒモビッチ、マンチェスター・ユナイテッドからFWアンヘル・ディ・マリアなど、とにかく豪華だ。
しかし、彼らを最高の補強に選ぶのは難しいかもしれない。なぜなら、彼らの獲得には高額な移籍金が発生している。コスト面を考えるとスマートな補強とは言えない。
英『90min』がパリ史上最高の補強に選んだのは、2012年夏にイタリアのペスカーラから1200万ユーロで引き抜いたMFマルコ・ヴェッラッティだ。
当時ヴェッラッティが10代のプレイヤーだったことを考えると、1200万ユーロもまずまず高額な値段かもしれない。しかし、ネイマールやムバッペに比べればお小遣い程度の金額だ。
すでにパリでは300試合以上に出場しており、今もまだ27歳。パリに留まるならば今後数年間は司令塔としての働きが期待できる。年齢、コスト、そしてパフォーマンス。この3つを軸に考えるならばヴェッラッティこそパリ史上最高の補強と言っていいのではないか。
ややイエローカードをもらう機会が多いものの、小柄なMFの割に守備能力も高い。ネイマールやムバッペらに比べると地味かもしれないが、ヴェッラッティの獲得もパリを欧州の強豪へと変えた重要な補強だった。
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