バルセロナを粉砕したバイエルン photo/Getty Images
安価で優秀な選手を
先日のチャンピオンズリーグ準々決勝でバルセロナを8-2で粉砕したバイエルン。
その圧倒的な力は見事と言うしかないが、もう1つ見事なのは選手補強にかけているコストだ。
バルセロナ戦に先発したメンバーを見ると、獲得時に最もコストがかかったのはシャルケから補強したGKマヌエル・ノイアーだ。それでもかかった移籍金は3000万ユーロと比較的安価だ。
右サイドバックのジョシュア・キミッヒは2015年に850万ユーロで獲得し、左サイドバックのアルフォンソ・デイビスは1000万ユーロ。
センターバックのジェローム・ボアテングは1350万ユーロ、ダビド・アラバは2008年にバイエルンの下部組織に加わり、そこから上がってきた選手だ。
中盤もレオン・ゴレツカはフリーで獲得し、チアゴ・アルカンタラは2500万ユーロ。
前線のセルジュ・ニャブリは800万ユーロ、イヴァン・ペリシッチはインテルからのレンタル移籍、トーマス・ミュラーは下部組織出身。
そしてロベルト・レヴァンドフスキはドルトムントからフリーで獲得している。
特徴の1つとしては、低コストで獲得して長期間チームに貢献してくれているということか。
ノイアーの3000万ユーロでも安く感じるほどで、スペイン『MARCA』は1億ユーロでバルセロナ戦のスタメンが完成したと驚いている。
バルセロナはアントワーヌ・グリーズマンやウスマン・デンベレのように1人の選手を獲得するために1億ユーロ以上支払うパターンもあるが、バイエルンの場合は少ない。
コスト面でも、今のバイエルンは理想的なクラブと言えそうだ。
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