グリーズマンもまだ本領発揮とはならず photo/Getty Images
揺れる名門
思えばバルセロナが最後にチャンピオンズリーグを制したのは、恐怖のMSNユニットで世界を支配していた2014-15シーズンのことだ。
それからはライバルのレアル・マドリードが3連覇を果たすなど、チャンピオンズリーグの舞台ではバルセロナにとって苦い時間が続いている。
2014-15シーズンからの動きを見ていると、とにかく補強が戦力強化に結びついていない。毎年のように市場で主役級の動きを見せるのだが、それに成績がついてこないのだ。
2015-16シーズンから見ていくとMFアルダ・トゥラン、MFアンドレ・ゴメス、MFデニス・スアレス、FWパコ・アルカセル、MFフィリペ・コウチーニョ、FWウスマン・デンベレ、MFパウリーニョ、DFジェリー・ミナ、FWマウコム、FWアントワーヌ・グリーズマンなど、思ったほどフィットしなかった補強がいくつもある。
どの選手もコストがかかっていることもあって開幕前の期待は大きいのだが、チャンピオンズリーグで失望を味わうのが近年の流れになってしまっている。
スペイン『MARCA』も「2015-16シーズンからチャンピオンズリーグを求めて9億8900万ユーロを投じた」と伝えており、これだけ資金を投じながら頂点に立てないのは問題か。
しかもバイエルン戦の敗北でチームの空気はさらに悪くなったようにも感じられ、来季へ向けて再び大改革へ動くなんて話題も出てきている。
近年のバルセロナは補強失敗を繰り返していると言っていい。来季もチャンピオンズリーグ優勝候補に挙げるのは難しいはずで、チームをどう立て直していけばいいのだろうか。
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