サラゴサの香川真司 photo/Getty Images
香川真司のシーズンは思うように進まず
念願だったスペインでのキャリアは1年で終わるのだろうか。
昨夏にセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のレアル・サラゴサへ移籍した日本代表MF香川真司に、今夏の退団説が浮上している。
サラゴサは昇格プレーオフでエルチェに敗れ、今季の1部昇格は失敗に終わった。香川の来季に注目が集まっていたが、スペイン『as』によればサラゴサ側は放出が最善の選択肢と判断したという。
香川は30代に突入しているものの、ドルトムントなどで活躍してきた実績もある。2018ロシアワールドカップでは日本代表をベスト16へ導いており、スペイン2部ならば大きな結果を残せるのではとの期待もあった。
理想のシナリオとしては1年で1部へ昇格し、スペイン1部でバルセロナやレアル・マドリードとやり合うことだった。しかし、そのシナリオは実現しなかった。
香川もリーグ戦31試合で4得点1アシストの結果に終わり、助っ人としては不十分な成績と言わざるを得ない。
昇格プレーオフのエルチェ戦でのパフォーマンスは一定の評価を得ているが、同メディアもシーズンを通して彼のプレイのレベルは期待を下回っていたと手厳しい。
同じシンジではウエスカに所属するFW岡崎慎司が二桁得点をマークしてチームを1部昇格へと導いており、香川とは差がつくスペイン1年目となった。
果たして香川は今後どこへ向かうのか。クラブでの状況は日本代表にも影響を与えることになるため、まずはクラブで結果を残したいところだ。
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