シャビとイニエスタを足した存在 ドイツ相手に“104本”のパ...の画像はこちら >>

スペイン代表のチアゴ photo/Getty Images

今季で評価はさらに上昇

以前からワールドクラスのMFと評価されてきたが、バイエルンでプレイするスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは2019-20シーズンにその評価をさらに高めることに成功した。

バイエルンは3冠を達成したが、その中でもチアゴのパフォーマンスは毎試合のように絶賛され、まるで機械のように正確にパスを繋ぐ姿がサッカーファンのハートを鷲掴みにした。



それは代表でも変わらない。3日にスペイン代表はUEFAネーションズリーグでドイツ代表と対戦し、チアゴはこのゲームで10番を背負ってフル出場。

スペインにとっては試合終了間際にホセ・ルイス・ガヤのゴールで何とか追いつく苦しいゲームだったが、チアゴのパフォーマンスは相変わらず評価が高い。

このゲームでは両チーム最多となる124回のボールタッチを記録し、104本のパスを出している。成功率も93%と高く、ドリブル成功数3回も両チーム合わせて最多だった。

さらにドイツ代表FWレロイ・サネが迎えた決定機を右足1本で防ぐなど、チアゴは守備面でも貢献できることをアピールしていた。単なる司令塔ではないのだ。

英『Sportbible』によれば、その圧巻パフォーマンスからSNS上では「シャビとイニエスタを足した存在がチアゴ」なんて意見も出ている。

シャビのようにパスを散らし、イニエスタのようにドリブルで相手の守備を切り裂くこともできる。ゲームのテンポを作り出すMFとしては、現世界最高クラスの選手であることは間違いないだろう。

スペインは今回の代表メンバーにアンス・ファティやフェラン・トーレスなど若手を多く招集している。彼らは代表の未来と呼べる存在だが、当面の間は29歳のチアゴがゲームをコントロールするリーダーとなりそうだ。


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