インテルでサネッティとプレイしてきた長友 photo/Getty Images
2022カタールワールドカップへ止まれない
長く日本代表の左サイドバックを務めてきた長友佑都は、2011年から7年間プレイしてきたセリエAの名門・インテルで多くの刺激を受けた。
特に当時のインテルには当時世界最高の攻撃的サイドバックの1人と考えられていた元ブラジル代表DFマイコン、クラブのレジェンドであるハビエル・サネッティがいた。
長友も2人のことをリスペクトしていたはずで、中でもサネッティへの尊敬の念は相当なものがあるはずだ。
以前長友はサネッティのように30代後半になっても戦うことを目標と掲げていたが、サネッティは38歳でもアルゼンチン代表としてプレイしていた。
そんな長友も12日に34歳を迎えた。伊『Internews.it』も長友の誕生日を祝福しているが、年齢的には衰えを指摘されてもおかしくない段階に入っている。
トルコの名門・ガラタサライでは構想外の時期も味わうことになり、欧州トップレベルで戦うのはもう限界かと感じた者もいるだろう。
その長友にとって、今夏のマルセイユ行きは非常に大きなトライとなるに違いない。マルセイユでも当面は左サイドバックのバックアッパーとの位置付けになりそうだが、マルセイユで戦えることを証明できれば再び評価は上がるはず。
サネッティはほとんど衰えの気配を見せぬまま、2014年に引退するまでインテルで戦い続けた。
長友も2022カタールワールドカップまでポジションを維持すべく、欧州トップレベルで戦えることを証明していく考えなのだろう。
マルセイユではチャンピオンズリーグの戦いも経験でき、理想的な環境と言える。13日のパリ・サンジェルマン戦でのデビューは指揮官アンドレ・ビアス・ボアスが否定していたものの、酒井宏樹VSネイマール、長友VSキリアン・ムバッペなんて構図が今後見られれば日本のサッカーファンは眠れぬ夜を過ごすことになるだろう。
まずは2番手としてチャンスを活かしていくしかないが、長友はマルセイユで爪痕を残せるのか。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/