ベンフィカのヌニェス photo/Getty Images
“NEXTカバーニ”と呼ぶ声も
長らくマンチェスター・シティはエース格であるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの後継者を探してきた。その中で、これまで期待されていたのはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス。
しかし、好不調の波が激しい同選手はアグエロの高すぎる壁を前にして、なかなかポジションを奪い切ることができていない。
そんなジェズスが定位置奪取に向けて足踏みしている状況のなか、マンCは新たなアグエロの後継者候補を確保しにかかるのか。シチズンズは今夏獲得したDFルベン・ディアスに続き、またもベンフィカからの主力引き抜きを企てているという。
そのターゲットとなっているのは、21歳のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスだ。今季はここまで公式戦11試合に出場し5ゴール6アシストを記録している同選手。一度スピードに乗ったら止めることが困難なドリブル、身長187cmのサイズを活かした空中戦、右足から放たれる変幻自在のシュート。いくつもの武器を備えたヌニェスは、加入初年度ながらポルトガルの名門においてガッチリと定位置を確保している。
英『The Telegraph』によると、ジョゼップ・グアルディオラ監督も彼のプレイには興味をそそられているようだ。裏抜けの技術がハイレベルというよりは、足元でボールを受けてからワンタッチで相手DFを剥がしていくプレイを得意としているヌニェス。シンプルなパスでもDFを躱すことが可能な部分を、グアルディオラ監督は相当に気に入っているのだという。たしかにショートパス主体サッカーを展開するマンCにとって、この21歳は理想的な存在と言えるか。
ウルグアイ国内では“NEXTエディンソン・カバーニ”とも呼ばれているヌニェス。
今夏ベンフィカへのステップアップを済ませたばかりの同選手だが、はたしてこの21歳を今冬マンCが確保することはあるのだろうか。マンCが悩み続けるアグエロの後継者問題。解決するのは、ウルグアイの新鋭ストライカーかもしれない。
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