サイドバックとしてチームに貢献しているアリオスキ photo/Getty Images
元アタッカーということもあり、攻撃力は折り紙付きだ
背番号「10」の選手と言われたら、どのポジションの選手を思い浮かべるだろうか。代表的な選手で言えば、リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、チェルシー時代のエデン・アザールあたりが有名どころか。
2017年からリーズに在籍しているアリオスキは今季もリーグ戦に30試合出場しているチームの主力選手だ。ポジションは主に左サイドバックを担当しており、今季は中盤、右サイドハーフといったポジションでピッチに立つこともある。それもそのはずで、前所属であるスイス・FCルガーノでは、FWとして16ゴールを挙げた点取り屋であった。
また北マケドニア代表としてもプレイしており、先日行われたワールドカップの欧州予選では3戦全試合に出場し、強豪ドイツ撃破に貢献している。
そんなアリオスキは先日行われたリヴァプール戦でも左サイドバックとして後半途中まで出場した。
この試合でもアリオスキの左足から放たれる高速クロスは健在であり、何本も好機を演出していた。また、オーバーラップ、インナーラップと前線への上がりが多く元FWということもあり、非常に攻撃的な選手である。
加えて守備意識の高い選手であり、終盤にも速さの変わらないスプリントを見せるなど、タフネスも持ち合わせている。終盤にはコーナーキックからカウンターを受けてピンチになるも、速いスプリントから自陣に戻り、チームに貢献している。
このように攻守に貢献できるアリオスキの存在は非常に大きく、昇格組にして10位に位置する安定したチームの強さに一役買っていると言ってもいい。
今季もリーグ戦終盤となっておりチームの戦術上、体への負担が大きくなってしまうが、ケアを怠らず、シーズンを走り抜いて欲しい。