今季のスコットランドを支配したレンジャーズ photo/Getty Images
さらにプレミアの競争力は増す
欧州スーパーリーグが世界的な議論を巻き起こす一方で、イングランド・プレミアリーグの方でもリーグ再編の案が出ているという。
取り上げたのは英『The Sun』で、プレミアリーグにスコットランドの強豪セルティックとレンジャーズを加える案があるというのだ。
セルティックとレンジャーズは長くスコットランドを引っ張ってきた強豪で、国内では圧倒的な実力を誇っている。元日本代表MF中村俊輔もセルティックに在籍していたが、当時からセルティックは十分にイングランド・プレミアリーグでも戦っていける集団だった。
今季は古豪レンジャーズもスティーブン・ジェラードの手によって復活を果たし、ここまで29勝6分と圧倒的な成績でリーグ制覇を達成。81得点12失点と攻守の内容も見事で、他クラブでは歯が立たない。
ヨーロッパリーグの方でもベスト16まで進んでおり、よりレベルの高いプレミアリーグ参戦は面白い試みとなるはずだ。
今季もプレミアリーグはビッグ6が躓くなど荒れており、そこにセルティックとレンジャーズまで加われば毎週末の楽しみが増えるのは間違いない。トップ10の入れ替わりも激しくなるはずで、より競争力が高まるだろう。
メリットもあるように思えるが、セルティックとレンジャーズの参戦案が実現することはあるのか。特に今季のレンジャーズならプレミアのトップ6入りを狙うことも不可能ではないはずで、リーグ全体の人気も増すだろう。