セントラルコースト・マリナーズで伸びるクオル photo/Getty Images
名スカウトの目利きはヒットするか
現在シュツットガルトのスポーツディレクターを務めるスヴェン・ミスリンタートといえば、以前ドルトムントで日本代表MF香川真司の才能を見出した人物として有名だ。
ドルトムントではセレッソ大阪から引き抜いた香川に加え、現バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキなど多くの金の卵を発掘してきた。
これらの功績からミスリンタートのスカウト力は大きな注目を集めるようになったわけだが、今アジアで注目されているプレイヤーがいるのはご存知だろうか。
今夏にオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズからシュツットガルトへ加わることが決まった19歳のFWアルー・クオルだ。
南スーダン出身のクオルはセンターフォワードを主戦場としており、今季はリーグ戦18試合で7得点2アシストとまずまずの成績を残している。しかも途中出場が多いためプレイタイムが559分間に留まっており、それを踏まえると7得点の数字は見事だ。
クオルがいきなりシュツットガルトで結果を残せるかは分からない。しかし豪『The Sydney Morning Herald』はクオルがアジアからドイツへ渡って大ブレイクした香川と同じ道を歩む可能性に期待をかけている。
香川の場合はドルトムントで即戦力となったが、クオルも中堅クラブのシュツットガルトなら早い段階からチャンスが与えられるかもしれない。ミスリンタートの目利きは今回も炸裂するのか。アジアからドイツへ向かうクオルへ注目が集まっている。