トッテナムで好パフォーマンスを披露するデル・アリ photo/Getty Images
サウスゲイトの選択やいかに
はたして今夏、イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督はEURO2020にどんな選手たちを連れて行くのだろうか。近年優秀な若手が多数頭角を現しているだけに、そのメンバー選考は非常に気になるところだ。
特に気になるのは中盤の構成。特に攻撃的な選手は、人材豊富なイングランド代表のなかでも激戦区と言えるだろう。フィル・フォデンやメイソン・マウント、ジャック・グリーリッシュといった実力者に加え、近頃はジュード・ベリンガムやジェシー・リンガードも評価を上昇させている。誰を招集するかは、サウスゲイト監督にとって非常に悩みどころと言えるだろう。
そして、そんな激戦区の中盤にまた新たな候補が現れたというのだから面白い。いや、正確には“帰ってきた”と言うべきかもしれない。トッテナムに所属するMFデル・アリがエンジン全開だ。
ジョゼ・モウリーニョ監督時代にはなかなか思うようなプレイができなかったデル・アリだが、ライアン・メイソン政権に移行してからはコンスタントに出場機会を得ている。そのなかで臨んだ現地時間16日のプレミアリーグ第36節ウォルバーハンプトン戦で、この男はマン・オブ・ザ・マッチ級の大活躍を披露。ピッチを自由に動き回り、攻撃だけでなく守備にも奔走。復活を印象付けるパフォーマンスを披露した。
リンガードがシーズン後半戦で一気に評価を高め、代表入りを果たした例もある。