2ゴールを決めた南野 photo/Getty Images
前半で4ゴールを奪った日本代表
南野拓実がFIFAワールドカップのアジア2次予選6試合連続ゴールを挙げた。ミャンマー戦の先制点となったこの得点は、南野の技術力の高さが見られる得点となった。
日本代表は8分に先制ゴールを挙げる。吉田麻也の縦パスを鎌田大地が受けると、ワンツーで南野が抜け出す。最後は南野がアウトサイドでゴールネットを揺らし、先制点を決めた。
鎌田からのパスを受けた南野は、すぐさま前へとボールを動かしながらドリブルのしやすい位置へとトラップ。鎌田へパスを送ると、ワンツーの形で再び南野へとボールが渡る。そのパスに対して自らの足元へ丁寧にコントロール。そのままドリブルを開始し、フィニッシュへと持っていった。
あそこでトラップを誤ってしまうとボールをクリアされてしまうだろう。一度目に鎌田からボールを受けた時は前にスペースがあったため、ドリブルのしやすい位置へとボールを前へ出した。ワンツーで抜け出した二度目のトラップ時は、相手が寄せてくることも予測して足元で正確にパスを受けた。瞬時の状況判断で受け方やトラップの仕方も変えるという南野の技術力の高さが垣間見える素晴らしいゴールだ。
また2点目のシーンでは、ボールを受けると一度トラップが流れそうになるものの、セカンドタッチで左へ大きく出すことで、相手DFもかわしてゴールを決める。
今季は1月からサウサンプトンでプレイ。チェルシー相手にも高い技術を見せつけて得点を奪っている。彼の正確なトラップと高い技術力が、W杯予選6試合連続ゴールの原動力となっているのだろう。最多記録は7試合連続得点を決めた本田圭佑だが、日本の新たな10番は超えることができるだろうか。