W杯で得点を量産してきたロナウド photo/Getty Images
ワールドカップでの成績が驚異的
今回のEURO2020ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏の保持していた大会最多得点記録を更新したことが話題を呼んだが、ワールドカップも合わせたメジャートーナメント全体の得点数で1位の選手が誰かご存知だろうか。
今回はEURO、コパ・アメリカ、ワールドカップが対象とするが、クリスティアーノ・ロナウドはEUROで14点、ワールドカップの方では7点を奪っているため、メジャートーナメントの合計得点数は21点だ。
しかし、上には上がいる。クリスティアーノ・ロナウドの数字は1950年のワールドカップで大会得点王となった元ブラジル代表の故アデミール氏と並んで3位となっており、2位は元アルゼンチン代表FWガブリエウ・バティストゥータだ。
バティストゥータはコパ・アメリカで13点、ワールドカップで10点を挙げており、合わせると23点だ。EUROとコパ・アメリカにはレベルの差があるかもしれないが、当時のコパ・アメリカも難しいコンペティションだったのは間違いない。また、ワールドカップでの得点数が二桁に達しているのも見事だ。
そのバティストゥータを超えているのは、元祖怪物の元ブラジル代表FWロナウドだ。
ロナウドは代表通算得点数では62点に留まっており、クリスティアーノ・ロナウドの109得点とは大きな差がある。しかし、ブラジルのロナウドは重要なゲームで異常な勝負強さを発揮するストライカーだった。
ワールドカップでは驚異の15点、コパ・アメリカでも10点を挙げており、合計25点だ。ワールドカップの方では108分に1ゴールという衝撃的なペースでネットを揺らしており、19試合の出場で15得点5アシストと無双状態だ。
現在コパ・アメリカ2021で得点を重ねているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはワールドカップと合わせても19点に留まっており、まだ怪物ロナウドとは差がある。クリスティアーノ・ロナウドとメッシは来年のワールドカップ・カタール大会出場を狙うことも出来るが、怪物ロナウドの数字に達することはあるのか。