天皇杯では悔しい失点を喫した三浦 photo/Getty Images
興梠のヘディングに好守を見せる
SC相模原は天皇杯3回戦で浦和レッズと対戦。試合は0-1で敗れるものの、GK三浦基瑛は安定感のあるプレイで浦和を苦しめた。
三浦は明治安田生命J2リーグ第18節の水戸ホーリーホック戦以来となるスタメン出場を果たす。前半から浦和の決定機を止めた三浦は、大久保智明のクロスから興梠慎三のヘディングシュートを好セーブ。さらにリフレクションを武藤雄樹が狙うも、三浦がキャッチしてゴールを割らせない。
その後も興梠を中心とした攻撃陣に対して盤石な守備で対応。決定的なシーンも三浦が立ちはだかり、浦和は87分までゴールを決めることができなかった。
今季のSC相模原の守護神争いは熾烈を極めている。昨季はビクトルが圧倒的な存在感を示すも、今シーズンはモンテディオ山形へと移籍。序盤戦は三浦が高パフォーマンスを見せるも、途中から合流したアジェノールと高木琢也監督体制で定位置をつかむ竹重安希彦と三つ巴の正GK争いを演じている。その中でも浦和戦での三浦のパフォーマンスは絶好のアピールとなった。
SC相模原の守護神はこれまで佐藤健や川口能活、田中雄大など、数多くの名選手が担ってきた。拓殖大学から加入した3年目のGKが相模原で守護神として活躍し、彼らと名前を並べることができるだろうか。今季開幕頃に見せた好セーブを再びJ2の舞台で発揮したい。