京都に加わることになったイスマイラ(画像はイメージ) photo/Getty Images
J2ではどこまで通用するのか
9日、京都サンガF.C.は福島ユナイテッドFCよりFWオリグバッジョ・イスマイラを獲得したことを発表している。京都サンガへは14日に合流するようだ。
そんなイスマイラはナイジェリア出身の選手であり、2019年から日本でプレイしている。主戦場はセンターフォワードで、昨季はリーグ戦13ゴールを挙げており、得点源として期待できる選手である。
選手としての強みは身長188cmの大きな体躯を生かしたポストプレイであり、福島では前線で孤立した場面からでも、ボールを収めてカウンターの起点となるなど、J3ではそのフィジカルの強さを見せていた。また、ゴール後のパフォーマンスではその場で一回転して見せるなど、身体能力の高さがうかがえる。
では、京都ではどのように起用されるのか。京都は今季、[4-1-2-3]を主に使用しており、イスマイラが使われるとすれば、センターフォワードか。しかし、そこには同郷であるピーター・ウタカがチーム得点王として君臨しており、彼との併用となるだろう。また、京都はウタカに得点源として依存しているところがある。クラブとしてはイスマイラにウタカに次ぐ得点源となって貰いたいのだろう。
ポジションに関してもセンターフォワードにこだわる必要はなく、左右のウイングでの起用も考えられる。カウンター時には前述したイスマイラのスピードが生きるはずだ。
このようにウタカと並ぶポテンシャルを持つ選手の獲得に成功した京都。
イスマイラとしても一気にステップアップできる可能性があり、今後の活躍には注目しておいたほうが良さそうだ。メンバーに入るかは未定だが、合流後の初戦は17日の新潟戦となる予定だ。