インシーニェは代表でも主役に photo/Getty Images
大会の主役に
イタリア代表が決勝まで進んだのもそうだが、EURO2020ではセリエAでプレイする選手たちが主役になっている。
準決勝が終了した段階で、セリエAでプレイする選手が奪った得点数は最多の36点。
他にはデンマーク代表でブレイクする20歳のFWミッケル・ダムスゴーもサンプドリアでプレイしているアタッカーで、準決勝のイングランド戦では強烈なフリーキックを叩き込んでみせた。チームメイトのDFヨアキム・メーレもアタランタでプレイするセリエA組だ。

インテル所属のルカクもEUROで活躍 photo/Getty Images
新シーズンもセリエAは楽しみ
セリエAに次いで多くの得点を挙げているのはプレミアリーグ勢で29点、ブンデスリーガ勢で28点だが、少し寂しいのはリーガ・エスパニョーラ勢が9点に留まっていることだ。
ルイス・スアレスやリオネル・メッシが欧州の選手ではないことも関係しているだろうが、期待されたスペイン代表FWジェラール・モレノ(ビジャレアル)が無得点で大会を去るなど消化不良なところもあった。
セリエAは2020-21シーズンもミラン、インテル、ユヴェントス、アタランタなど多くのクラブが上位を争うなど競争が激しく、ハイパフォーマンスを継続しているクラブが目立っていた。その影響もあり、良い状態でEURO2020を迎えた選手が多かったのだろう。新シーズンも注目を集めていくはずで、欧州5大リーグの中でも1、2を争う面白さになっていると言っても大袈裟ではないだろう。