日本代表を背負う男は新天地をマジョルカに決めたようだ photo/Getty Images
若い選手ではあるが、期待値は大きい
先日行われた東京五輪では4位の好成績を収めたU-24日本代表。準決勝のスペイン戦では強豪相手にあと一歩のところまで迫ったが、悔しい敗戦となった。
そんな若い世代の中心選手としてチームを引っ張っていたのはMF久保建英だ。6月に20歳になったばかりのサムライはスキルの高さを武器に攻撃をけん引していた。所属クラブはスペインの強豪レアル・マドリードであり、昨季はビジャレアル、ヘタフェの2クラブで出場機会を得ている。21-22シーズンのレンタル先が注目されていたが、どうやら昇格組のマジョルカに決定したようだ。
マジョルカといえば、久保が一昨季に在籍していたチームであり、その当時はリーグ戦35試合に出場している。昨季は途中出場が多かった久保だが、マジョルカでは先発として23試合でピッチに立っている。昇格組のチームではあるが、出場機会を得られるのであれば、この移籍は正しい判断か。
移籍市場に精通しているジャーナリストであるファブリシオ・ロマーノ氏は、レアル・ソシエダも久保獲得を希望していたクラブだと明かしている。
ソシエダといえば、ダビド・シルバ、ミケル・オヤルサバルなど素晴らしい選手が在籍しており、なおかつ今季はヨーロッパリーグへの出場権を獲得している。前述した選手に加え、様々なライバルはいるが、非常に魅力的なチームであることに間違いない。
それでも、久保がマジョルカを選んだのには理由があったようだ。
東京五輪では20歳ながら素晴らしい活躍を披露した久保。国内では日本の未来を背負う存在として大きなプレッシャーをかけられているが、21-22シーズンではどのように成長を遂げるのか。