新生レアル・マドリードの象徴 メッシが去ったリーガをけん引す...の画像はこちら >>

年々凄みを増しているカリム・ベンゼマ photo/Getty Images

CL初戦はインテルと対戦する

今夏の移籍市場ではダビド・アラバ、エドゥアルド・カマヴィンガを獲得したものの、セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランといった実力のあるセンターバックを売却したレアル・マドリード。更に前指揮官であったジネディーヌ・ジダンも退任し、今季の成績が心配されていた。

それでも、ここまでのリーグ戦では3勝1分、得失点差ではあるがリーグ首位に立っている。

ここまでの4試合を見ても失点は目立つが、それ以上に得点を量産しているFWカリム・ベンゼマの存在が大きいのか。33歳とベテランにはなったものの、年々凄みを増しているベンゼマ。フランス代表にも復帰し、両チームで欠かせない存在となっている。

5-2で勝利したセルタ戦でもハットトリックを達成し、チームの勝利に貢献している。どれも難しいシュートではないが、確実に決めるところがベンゼマの良さか。3点目となるPKに関しても、確実に決めており頼もしいストライカーである。

この試合ベンゼマは自分でゴールを決めるだけでなく、アシストも記録している。ハーフウェイラインまでセンターバックを引き付けてボールを受けると、前線にスルーパスを供給。相手がベンゼマに引っ張られており、空いたスペースをヴィニシウス・ジュニオールが活かし、得点を挙げている。ゴール前での決定力も光るが、こういった万能性こそベンゼマが評価されている要因の一つだろう。

クリスティアーノ・ロナウドネイマールメッシとリーガ・エスパニョーラのスター選手は他国リーグへ移籍してしまったが、彼らに劣らないストライカーはまだまだスペインで活躍を続けるだろう。

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