指揮官ユルゲン・クロップとしては頼れるエースを欠くことになる photo/Getty Images
厳しいが仕方ない
今季のプレミアリーグは前評判通りチェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティの3クラブが上位に並んでいる。彼らはリーグ戦同様にCLでも良い結果を残しており、今季の終盤でタイトル争いするのはまず間違いなく彼らだ。
しかし、今季は冬にアフリカネイションズカップが予定されており、プレミアリーグからも多くの選手が出場することになる。上位3クラブであればマンCからはリヤド・マフレズが、チェルシーからはエドゥアール・メンディが代表当確と思われ、比較的少ないが、リヴァプールはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ナビ・ケイタの3名が出場する可能性が高い。どの選手も主力級であり、一番被害が大きいのはリヴァプールだろう。
つまり、レッズはアフリカネイションズカップが予定されている1月までに勝ち点を稼ぐ必要がある。日程を見れば彼ら3選手を欠くことになるのは最大8試合といわれており、ここで崩れてしまえばプレミアのタイトルから遠ざかることになる。
また、リヴァプールとしては前線の人員不足問題も不安要素の一つだ。離脱するサラー、マネ、そしてロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョタの4名はワールドクラスのアタッカーだが、彼らに続く選手がいない。ベンチを見れば南野拓実、ディボック・オリギと選手はいるものの、前述の4名との差は大きい。日本代表としては南野にチャンスが回ってくることは嬉しいが、果たして生かせるのか。
チームは好調を維持しているが、一定期間主力を欠くことがほぼ決定している今季のリヴァプール。週末のマンチェスター・ユナイテッドとのゲームも勝ち点を落とすことはできず、確実に白星を挙げる必要がある。