セビージャへ移籍したラファ・ミル photo/Getty Images
日本戦にも先発していた
今もスペイン代表には多くの実力者が揃うが、センターフォワードの層は相変わらず厚くない。フェルナンド・トーレス、ダビド・ビジャの2枚看板を擁していた頃に比べると、現状はやや寂しいと言える。
そこに割って入れるだろうか。今夏の東京五輪で印象を残した191cmのFWラファ・ミルに注目したい。
東京五輪で初めて知ったという人もいるかもしれない。大型ストライカーのラファ・ミルは五輪のコートジボワール戦でハットトリックを記録し、準決勝の日本戦にも120分間フル出場していた。
まだA代表ではプレイしていないが、スペインにとっては貴重な大型FWだ。今後の成長を楽しみにしているファンもいるはず。
そのラファ・ミルは、今夏にセビージャへ移籍。これは大きな挑戦だったが、ここまではリーグ戦13試合で5得点と活躍。28日のレアル・マドリード戦でもヘディングでゴールを奪ってみせた。
スペイン『MARCA』によると、ラファ・ミルもここまでのスタートに満足感を示している。セビージャでFW1番手になる考えなのだ。
「僕は誰かの控えになるためにここへ来たわけではない。
当然これからの1年でアピールに成功すれば、来年のワールドカップ・カタール大会出場も夢ではなくなってくる。アルバロ・モラタら先輩FWに負けぬインパクトを残せるのか。今夏のセビージャ移籍はラファ・ミルにとって大きなチャレンジだ。