レアルで覚醒続けるヴィニシウス photo/Getty Images
名将アンチェロッティも才能をプッシュ
かつてはリバウド、ロナウド、ロナウジーニョ、そして2007年にはカカーと、ブラジルが生んだ天才アタッカーたちは世界最高の選手に贈られるバロンドールを手にしてきた。
その流れに続くのはFWネイマールと思われていたのだが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの壁が厚すぎたか。
では、カカーに続いてバロンドールを手にするブラジル人選手はいつ現れるのか。今急激に期待を高めているのは、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールだ。
まだ21歳と若いヴィニシウスは覚醒の兆しを見せており、メッシ&ロナウド時代が終わった頃にはバロンドール獲得のチャンスがあるのではないか。
スペイン『Tribuna』によると、レアルでヴィニシウスを指導するカルロ・アンチェロッティも「ヴィニシウスにはいつの日かバロンドールを勝ち取るだけのクオリティがある」と才能を称えている。
昨季までのヴィニシウスはドリブルが得意な若者との印象だったが、今季は得点力も急上昇。クラブと代表で重要なタイトルを獲得できれば、バロンドールも見えてくるかもしれない。
クリスティアーノ・ロナウドも若い頃はドリブルの方が好きな仕掛け屋だったが、ゴールを量産するスタイルに切り替えてからバロンドールを複数回受賞する怪物となった。ヴィニシウスもそのルートに乗って欲しいところで、2、3年後にはバロンドール候補として名前も挙がってくることだろう。