サッカー選手に怪我は付き物だが、フェランはタイミングが悪かった photo/Getty Images
代表戦に強行出場したのがまずかったか
プレミアリーグ第15節が行われ、マンチェスター・シティはワトフォードと対戦。ベルナルド・シウバの2ゴールを含む3-1でシティが勝利しており、勝ち点3を手に入れた。
ようやく首位に立ったシティだが、勝ち点の取りこぼしを防ぐことができたのはラヒーム・スターリングの復調が大きく影響しているだろう。数字に関しても1ゴール1アシストと結果を残しており、チームに貢献している。ドリブルのキレも戻ってきており、放出の可能性はなさそうだ。
このようにチーム内での序列が再び変わりつつあるシティだが、怪我で離脱しているフェラン・トーレスの状態が気になる。
代表戦で負傷する前は新たなストライカーとして期待されていた同選手だが、約3ヵ月の離脱は長い。以前であればスターリングが不調だったこともあって前線に枠が空いていたが、そのイングランド代表FWが復調したことでその枠がなくなってしまった。ワンタッチゴーラーとしての姿も見せており、得点にも関与し始めている。
また、CFのポジション争いも激しい。ここ最近ではフィル・フォーデンやジャック・グリーリッシュがこのポジションを任されており、フィットしてきている。どちらの選手も得点に強みを持つタイプではないが、下がった位置でのポストプレイや前線からの献身的な守備でチームに貢献しており、彼らを外してまでトーレスを起用するかと聞かれれば難しい。
更にボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドやフィオレンティーナのドゥシャン・ヴラホビッチ獲得の噂は依然流れており、後半戦で結果を残さなければより苦しい状況へ追い込まれることになる。まだ若い選手だけに、大きく成長することに期待したい。