リヴァプールの守護神アリソン photo/Getty Images
プレミアではクリーンシート連発
これほど質の高いGKを2枚も抱えるのは珍しいが、リヴァプールのアリソン・ベッカーとマンチェスター・シティのエデルソン・モラレスはどちらが上なのだろうか。
2人はブラジル代表で守護神の座を争う関係で、互いにライバル意識もあるだろう。
2人の争いは熾烈だ。2018-19シーズンから振り返ると、プレミアリーグにて最多クリーンシート数を達成したGKに贈られるプレミアリーグ・ゴールデングローブ賞をこの2人が独占してきたのだ。
まず2018-19シーズンはアリソンが21回で受賞し、次のシーズンはエデルソンが16回で受賞。昨季もエデルソンが19回で受賞。

マンCで安定したパフォーマンス見せるエデルソン photo/Getty Images
前回のW杯ではアリソンが守護神だったが……
そして今季はここまでアリソンとエデルソンの2人が9回で首位タイとなっている。これはチーム全体の頑張りも影響しているが、2人の能力が超ハイレベルなのは言うまでもない。
今季はチェルシーのエドゥアール・メンディも7回と奮闘しているが、メンディは1月よりセネガル代表としてアフリカネーションズカップに参加すると見られている。この点は不利で、おそらくは今季もアリソンとエデルソンの一騎打ちになる可能性が高い。
来年にはワールドカップ・カタール大会が控えており、互いに負けられないとの思いは強いだろう。
前回の2018ロシア大会ではアリソンが全試合に出場し、エデルソンはベンチだった。これは翌年の優勝したコパ・アメリカ2019でも同じだったが、今夏のコパ・アメリカではエデルソンの方が出場数は多かった。
何とも豪華な悩みだが、果たして来年のワールドカップではどちらが1番手となるのか。GKの部分で今のブラジルより層の厚いチームは存在しないだろう。