ブラジル代表のエース・ネイマール photo/Getty Images
長くキャリアを続けるうえでコンディション管理は重要だが……
今季のパリ・サンジェルマンでは新加入のFWリオネル・メッシ、移籍の話題も続くFWキリアン・ムバッペに注目が集まっているが、パリの王様として10番を背負うFWネイマールの今後はどうなるだろうか。
相変わらず好調時のパフォーマンスは優れているが、少々怪我が目立つ。
ネイマールは1か月後の2月5日に30歳を迎える。徐々にベテランの領域に入ることになり、怪我のリスクも増してくるだろう。ネイマールの場合は派手な私生活も話題になりがちだが、30代に入ればコンディション管理にもう少し力を注ぐべきなのかもしれない。
仏『RMC SPort』によれば、かつてパリ・サンジェルマンでプレイしたジェローム・ロテン氏も20代の頃と同じようにはいかないと警告する。
「彼はあまり効率的とは言えない。年齢を重ね、立ち止まると体重も増える。彼は理想的な生活ではないね。30歳を過ぎれば、25歳の頃と同じようにはリカバリーしないものだよ」
やはり気になるのは今年のワールドカップ・カタール大会か。南米予選で安定したフットボールを展開するブラジル代表も優勝候補の一角に挙げられるだろうが、エースのネイマールが万全の状態でカタールへ向かえるかは分からない。
年齢的にはカタール大会が最後のワールドカップになるかもしれない。パリ加入以降は2017-18シーズンこそリーグ戦20試合に出場したが、それ以降は出場数が20試合に届かないなどコンディションが不安定なところもある(2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響により途中で打ち切り)。
果たして30代のネイマールはどのようなキャリアを送るのか。念願のバロンドールを手にするためにはパリでのチャンピオンズリーグ制覇かブラジル代表でのワールドカップ制覇がカギになるだけに、今年の祭典へ向けて徐々にギアを上げてほしいところだ。