意外にも比較されることの少なかった2人の実力 新世代ストライ...の画像はこちら >>

フィオレンティーナのヴラホビッチを上とする声もある photo/Getty Images

票が割れることになりそうだ

今夏の移籍市場ではチェルシーがロメル・ルカクに9750万ポンドの高額な移籍金を支払ったように能力のあるストライカーを欲しがるクラブは多く、現在でもアーセナルがドゥシャン・ヴラホビッチを、マンチェスター・シティがアーリング・ハーランドと、若いFWをメインターゲットとしている。

名前が出たヴラホビッチとハーランドだが、若手ストライカーとして区切るのであれば、どちらもトップクラスの実力を持っていることは間違いない。

リーグは違うが、ヴラホビッチはフィオレンティーナで17ゴール、ハーランドはドルトムントで15ゴールを決めている。しかし、どちらが優れているのかはっきり優劣がついたことはなく、気になるサッカーファンも多いだろう。

英『Mirror』ではヴラホビッチの古巣であるパルチザンのスポーツディレクターであるイヴィツァ・イリエフ氏はハーランドよりヴラホビッチが優れていると主張している。

「ハーランドはフィジカルが優れているが、技術面ではヴラホビッチに軍配があがる。彼はセカンドストライカーのように振舞い、ハーランドよりも多くの選択肢の中からプレイすることができる」

ハーランドも素晴らしい選手だが、ヴラホビッチには技術があるというのがイリエフ氏の意見だ。確かにヴラホビッチはゴール前でなく、少しポジションを下げてビルドアップを助けることができるタイプだ。
実際にフィオレンティーナでも下がることでボールの受け手となり、チームの攻撃を押し上げることに貢献している。

リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドのように今後は比較され続けると予想できるハーランドとヴラホビッチ。現時点では拮抗しているように見える2人の実力だが、どこで差が付くことになるのだろうか。