ブンデス直近10戦6ゴールと活躍も…… なぜ絶好調の奥川雅也...の画像はこちら >>

得点を量産する奥川 photo/Getty Images

公式戦21試合8得点を決めている

今季ビーレフェルトで大きなブレイクを果たしているのが奥川雅也だ。ザルツブルクで経験を積んだ25歳は、初のフルシーズンを戦うブンデスリーガ1部でセンセーショナルな活躍を見せている。



16歳の若さで京都サンガFCからオーストリアへと渡った奥川。同国の2部クラブやブンデス2部のキールらで経験を積み、ザルツブルクへ復帰した2019-20シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグでもゴールを決めるなど、欧州の舞台で成長を続けていた。

昨シーズン途中からレンタルで加入したビーレフェルトへ今季も残留すると、自身のポテンシャルを大きく発揮。得意のドリブルを武器にサイドハーフだけでなく、[4-1-2-3]のインサイドハーフとしても結果を残しており、ブンデスリーガではここ10試合で6得点を記録。第20節のフランクフルト戦では得点できずも、それまで4試合連続ゴールを決めるなど、今季はここまでブンデスリーガでは7得点とブレイクを果たす。

ドイツで好調をキープするMFに対し期待も高まったが、1月末に行われるFIFAワールドカップのアジア最終予選の日本代表のメンバーには招集されなかった。
森保一監督は、以前まで戦っていたメンバーを軒並み招集した。そこにはこれまでのチームとしての連携面などを重視した意図があったのだろう。新たなスタイルの浸透を目指す中で、その形を知るメンバーで戦うことを決めていたのかもしれない。ただその中でも結果を残しているのは、伊東純也らクラブでも輝きを放った選手だ。現在、絶好調の奥川も日本代表の武器になった可能性は否めない。