今季よりローマでプレイするショムロドフ photo/Getty Images
この数字でモウリーニョの信頼を掴むのは難しい
アジアのストライカーはセリエAの舞台で通用するのか。現在ジョゼ・モウリーニョ率いるローマで何とか爪痕を残そうと奮闘しているのがウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフ(26)だ。
ウズベキスタン代表でキャプテンマークも巻く190cmの大型FWは昨季ジェノアでプレイしていたが、今季よりローマに引き抜かれることになった。
これは大きなステップであり、5大リーグのトップクラブで活躍できているアジア人ストライカーはまだまだ少ない。ウズベキスタンサッカー界にとってもショムロドフのチャレンジは大きな一歩と言える。
しかし、やはり5大リーグは甘くない。ローマは昨夏にチェルシーからタミー・エイブラハムも獲得しており、前線には競争がある。ショムロドフもその部分に難しさを感じているようだ。
「モウリーニョのチームでは規律の部分で多くの要求がある。僕がローマに来た時、メンタリティを変えなければならないのだと理解したよ。ここには多くの競争があって、毎試合タスクを遂行しなければならない」(『UEFA公式』より)。
ローマは現在7位と満足できない位置におり、モウリーニョがフラストレーションを溜めているのは明らかだ。ショムロドフも出番が限られているとはいえ、ここまでリーグ戦で2得点しか挙げられていない。これでは指揮官の信頼を掴むのは難しいだろう。
このまま終わるわけにはいかないが、ショムロドフはモウリーニョを納得させられるのか。ローマでの前半戦は少々難しいものとなっている。