マンチェスター・シティへ移籍したフリアン・アルバレス photo/Getty images
注目の若手だ
ワールドカップ・カタール大会への南米予選は2位での勝ち抜けが決まったアルゼンチン代表。34歳というリオネル・メッシの年齢を考えればトップフォームで臨めるのは今回が最後になる可能性が高く、優勝を期待したい。
そんな南米の強豪アルゼンチンだが、ここ最近はリーベル・プレート出身の若手の活躍が目立っている。まずはマンチェスター・シティへの移籍し、現在はローンという形でリーベル・プレートに在籍しているフリアン・アルバレス(22)だ。22歳のFWでセンターフォワードやウイングなど前線でのユーティリティ性を見せている。動き出しからゴールを奪えるタイプの選手だが、少し降りてチャンスメイクも行える多彩な選手であり、トッテナムのハリー・ケインとスタイルが似ている。フル代表では7試合で1ゴールと初得点も記録しており、カタールでもメッシやラウタロ・マルティネスらと共に大暴れとなるか。
もう一人は欧州のクラブから熱視線を寄せられているMFエンソ・フェルナンデス(21)だ。リーベルの下部組織で育ち、今季は20試合に出場して2ゴール3アシストを記録している。中盤の選手で、パスやドリブルでゲームメイクもできれば、豊富な運動量を武器に守備にハードワークすることもできる万能性を持つプレイヤーである。スペインメディア『todofichajes.com』はマンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードが関心を寄せていると報じており、来夏で移籍する可能性があるようだ。フル代表でのデビューはまだだが、欧州へのクラブに移籍すればおのずと呼ばれることになるだろう。
彼ら以外にもユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョやラツィオのルカ・ロメロと逸材だらけなアルゼンチン代表。メッシがトップフォームから落ちることになっても、彼らが活躍することでアルゼンチン代表の格は守られることになりそうだ。