宇佐美ら攻撃のキーマン欠くガンバが神戸に勝利 18歳ながら“キーパス5本”を供給したMF中村仁郎は何者か
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ガンバ大阪で存在感を示し始めた中村仁郎 photo/Getty images

宇佐美、堂安に続く期待の星だ

昨季は13位と大きく沈み、今季からクラブOBの片野坂知宏を監督として招聘したガンバ大阪。しかし、宇佐美貴史、倉田秋、東口順昭の主力3人が怪我で離脱するアクシデントに見舞われ、リーグ戦では5試合勝ち星を挙げられない時期が続いた。

それでも、8日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節ヴィッセル神戸戦では2-0と勝利を収めており、リーグ戦では約1ヵ月ぶりの勝利となった。そんな重要な一戦で活躍したのが、MF中村仁郎である。

クラブの下部組織で育ち、15歳時にはJ3のU-23チームでJリーグデビューを経験。J1のトップチームでも出番を増やすようになると、11節北海道コンサドーレ札幌戦で初先発を果たす。続く神戸戦でも先発し、73分までプレイしている。

2003年生まれ、まだ18歳の中村だが、ピッチ内での存在感は抜群だ。[4-4-2]でパトリックと2トップを組む形でスタートし、試合の中でトップ下の位置に下がって攻撃を活性化させていく。パスのアイデアと精度、テクニカルなドリブルと多くの武器を持ったレフティで、神戸戦では得点に関与できなかったが、キーパスはチーム最多の5本を記録している。23分にはクロスバー直撃のミドルシュートを放っており、プレッシャーがかからない場面では積極的にゴールを狙っていた。

そんな中村だが、彼の一番の武器は臆することのない気持ちの強さだろう。18歳と若いが、自分が決めてやるという積極性が良い効果をもたらしている。FC東京の松木玖生もそうだが、若い世代が中堅、ベテランらに臆することなく指示を出しており、中村も前線で伸び伸びやれていた。

攻撃的な駒として宇佐美、倉田の二枚看板を失っているガンバ。それでも、その位置に中村を配置し、攻撃にアクセントをつけている。セットプレイではキッカーを務められるキック精度の持ち主であり、初ゴールに期待したい(データは『SofaScore』より)。