ブラジル代表でも最前線を務めてきたフィルミーノ photo/Getty Images
センターフォワードだけはセレソンの課題でもある
6月6日に親善試合で日本代表と対戦するブラジル代表では、ワールドカップ・カタール大会へ向けてセンターフォワードの人選が1つの注目を集めている。タレント揃いのセレソンの中で、センターフォワードのポジションだけは序列がはっきりしていないところがあるのだ。
今回FW登録で招集されたのはネイマール、ハフィーニャ、マテウス・クーニャ、ロドリゴ・ゴエス、ヴィニシウス・ジュニオール、ガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルティネッリ、リシャルリソンの8人。
やはりストロングポイントの1つであるウイングを主戦場とする選手が多く、純粋なセンターフォワードは多くない。今回のメンバーではマンチェスター・シティのジェズス、アトレティコ・マドリードのマテウス・クーニャがセンターフォワード候補か。
気になるのは、ブラジル国内で活躍するフラメンゴのガビゴルことガブリエウ・バルボサ、ベテランながら昨季の国内リーグ得点王&MVPに輝いたアトレチコ・ミネイロのフッキ、そしてリヴァプールのロベルト・フィルミーノの3人だ。
フィルミーノは4月に怪我があったことも関係しているだろうが、ブラジル代表では昨年7月のコパ・アメリカ決勝以降は招集されていない。器用にセンターフォワードをこなす選手ではあるが、現状カタール大会に招集されるかどうかも分からない。
今回のメンバーではジェズスが最有力候補となりそうだが、ここは本番までに固めておかなければ優勝を目指すのは難しいだろう。今後の親善試合ではそこをテストしていくことになり、日本戦でもセンターフォワードの位置に入る選手が決定的な働きをこなせるかが1つの注目ポイントになる。