FA杯を掲げるマネ photo/Getty Images
CL決勝でマネの活躍が見られるか
優勝の行方が決まるリーグ最終節やチャンピオンズリーグ決勝など、大一番の試合を控えているリヴァプール。本来であれば試合だけに集中したいところだが、主力選手たちの去就について、さまざまな話題が飛び交っている。
リヴァプールとの契約が残り1年となっているサディオ・マネもその1人で、今月初旬にはバイエルン・ミュンヘンへの移籍の可能性が噂されていた。しかし実際のところはパリ・サンジェルマンがサネ獲得争いの最前線に立っているようだ。
独『Bild』のクリスティアン・フォーク氏は自身のSNSで、マネの考えている第一の移籍先がPSGだと投稿。マネはパリからの関心の強さと高い給与に惹かれているようで、リヴァプールとの契約延長を躊躇している理由にもなっているという。
PSGは今季リーグ戦25ゴール17アシストのキリアン・ムバッペ退団の可能性がかなり高い。他にもアンヘル・ディ・マリアの退団などが予想されており、攻撃陣の補強は必須だ。
もしこの移籍が実現すれば、ネイマール、マネ、メッシのトリデンテが完成することになる。ムバッペほどの破壊力はないかもしれないが、ユルゲン・クロップ監督の下で培った前線からの守備も強みで、ムバッペとはまた違った形でチームに貢献できるだろう。
リヴァプールとしてはマネを失ってしまえば当然戦力的に痛いはずだが、売るとなればPSGやバイエルンといった国外のクラブを選びたいはず。このまま契約延長できずに、来夏にフリーで出ていかれるのが最悪のケースだろう。
30歳を超えたマネとしても、自分の価値が高い今のうちに良い給与をもらっておきたいと考えるのは当然のこと。PSG移籍は案外誰にとっても悪くない選択肢なのかもしれない。