ドイツ代表にも選ばれるサネ photo/Getty Images
左サイドで熾烈なバトル勃発の可能性
まだスタメンに入るかは分からないが、日本代表がワールドカップ・カタール大会の初戦で激突するドイツ代表で気になるFWの1人がレロイ・サネ(26)だ。
サネはマンチェスター・シティ、現在所属するバイエルンでプレイする中で好不調の波があったものの、そのスピードを活かした突破は脅威だ。
ただ、サネに関しては気になるところもある。2021-22シーズンはバイエルンで全45試合に出場して14ゴール15アシストの成績を残しているが、3月以降はリーグ戦でピタリと得点がストップしてしまった。3月5日のレヴァークーゼン戦から9試合連続無得点でシーズンを終えることになり、この部分がやや心配されている。
ドイツ代表にも継続的に召集されているが、代表の方でも最後に得点を奪ったのは2021年11月のリヒテンシュタイン戦が最後だ。今月のネーションズリーグでも3試合に出場したものの、無得点に終わっている。
そして今夏にはバイエルンがリヴァプールFWサディオ・マネの獲得に近づいているとされており、マネも左サイドでのプレイを得意とする選手だ。サネは右でもプレイできるが、今季は主に左サイドで結果を残している。ウイングにはキングスレイ・コマンもおり、サネには厳しいポジション争いが待っているかもしれない。
バイエルンでの出番次第ではドイツ代表での序列も変わってくる可能性があり、ドイツ代表にとっても主力選手がクラブで出番を失うのは理想的ではない。サネとしては今季後半戦の流れを断ち切り、新シーズンは前半戦から飛ばしていきたいところだ。