MMNの3人 photo/Getty Images
新監督候補の名前も何人か挙がっている
チームのエースであるフランス代表FWキリアン・ムバッペの残留に成功したパリ・サンジェルマン。ムバッペ、リオネル・メッシ、ネイマールの3トップ“MMN”は来季も継続されるはずだが、クラブ会長のナセル・アル・ケライフィ氏はこれ以上スターをかき集めるつもりはないことを明かした。
PSGはムバッペの残留を決めた後、ルイス・カンポス氏のフットボールアドバイザー就任にもこぎつけた。カンポス氏はモナコにMFハメス・ロドリゲスやFWラダメル・ファルカオ、MFファビーニョといった、後の一流選手をかき集めた人物で、レアル・マドリードではジョゼ・モウリーニョ監督と共闘もしている。
カンポス氏をチームに招き入れたPSGは、さらなる銀河系軍団化を押し進めるのかと思いきやむしろその逆で、ここからは現実路線に切り替えるようだ。仏『FootMercato』によれば、アル・ケライフィ会長は仏『Le Parisien』のインタビュー中に、クラブのプロジェクト変更を明らかにしている。
「今や現実的であることが求められる。これ以上、派手できらびやかなものは求めない。キラキラ輝くのはもう終わりだ」
ここ最近PSGが狙っていると噂される選手は、インテルのDFミラン・シュクリニアルやサッスオーロのFWジャンルカ・スカマッカ、リールのMFレナト・サンチェス、ポルトのMFヴィティーニャといった選手たち。FWロベルト・レヴァンドフスキという名前も挙がってはいたものの、概ねアル・ケライフィ会長のコメント通り、スター選手よりは実力派や有望株に目を向けているようだ。
スター軍団でも2020年にチャンピオンズリーグ準優勝まで辿り着いたが、新たに加わる実力派の選手たちが既存のスター選手たちと上手く補完し合うことができれば、チームとしての総合力はさらに上がるはず。ビッグネームをかき集めるPSGも魅力的だったが、現実路線に変更したPSGがどのようなチームを作り上げていくのかも非常に興味深い。