フランクフルトで存在感を示す長谷部誠 photo/Getty images
今後はコーチとなるようだ
鎌田大地と共にフランクフルトでプレイする長谷部誠。38歳の大ベテランだが、来季も同クラブで戦うことが決まっており、CLの舞台を経験することになる。
年齢から来る衰えもあって昨季のリーグ戦のプレイタイムは1187分とフランクフルト移籍後最も少ないものとなったが、ピッチに立てば頼れるベテランとして最後尾からチームを支える。レンジャーズとのELファイナルでも途中からピッチに立っており、優勝に貢献している。
「マコトから多くのことを学びました。例えば、トップのラファエル・サントス・ボレにどうパスを出すべきなのか。彼はすでに私にたくさんのことを教えてくれました。そして私はまだまだ彼から多くのものを学ぶつもりです」
フランクフルトで長谷部と共にプレイするDFトゥータは独『Kicker』にて長谷部は自身にとって師匠のような存在であると明かしている。
2019年からフランクフルトでプレイするブラジル出身のトゥータ。昨季は38試合で4ゴールを記録するなど飛躍の年となっており、3バックの右として出場機会を得ている。
昨季3バックの主力として活躍したマルティン・ヒンタエッガーが引退したことで来季はこのトゥータによりスポットライトが当たることになる。もちろんトゥータ自身も成長しなければならないが、長谷部のアドバイスも必須となるだろう。長谷部は38歳、トゥータは23歳と15歳差であり、長谷部の経験がトゥータに伝わることになればさらなる飛躍は間違いなしだ。
こういった若手を助ける長谷部の姿勢をクラブは高く評価しているのだろう。
来季でフランクフルト9年目に突入する長谷部。選手としてはもちろんだが、今後は指導者としての貢献にも期待したい。