スペインでも持ち前の得点能力をいかんなく発揮 photo/Getty Images
今季大注目のリーガ得点王争い
今季、ラ・リーガで熾烈な得点王争いが予想されるレアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマとバルセロナのFWロベルト・レヴァンドフスキ。両者はリーグ開幕直後から、一進一退の攻防を見せている。
昨季は27ゴールをあげて断トツのリーガ得点王に輝き、レアルをリーグ優勝に導いたベンゼマ。それに対抗するかの如く、今夏のバルサはバイエルン・ミュンヘンからレヴァンドフスキを獲得。このライバル同士の両クラブに世界屈指の9番が在籍するのは、FWルイス・スアレスがまだバルサにいた、2019-20シーズン以来と言っていいだろう。
しかし、当時はまだFWリオネル・メッシがバルサにいたこともあり、ベンゼマとスアレスのストライカー2人が得点王を争うという雰囲気ではなかった。それに対し、今季のベンゼマとレヴァンドフスキはお互いにチームのエースとして、得点量産やチームを勝利に導くパフォーマンスが義務付けられている。
そんな高いハードルを課されながらも、ベンゼマは開幕戦からアシストを記録し、直近の2試合では計3ゴールを記録。一方のレヴァンドフスキも、開幕戦こそゴールがなかったものの、その後は2戦連続で2ゴールをマークしている。
開幕3試合で3ゴール1アシストのベンゼマと、4ゴールのレヴァンドフスキは、当然ながら、現在リーグ得点ランキングの上位に名を連ねている。レヴァンドフスキはレアル・ベティスのFWボルハ・イグレシアスと並んで1位タイ、ベンゼマはセルタ・デ・ビーゴのFWイアゴ・アスパスと並んで3位タイだ。
長年リーガで多くのゴールを奪い続けているアスパスはともかく、イグレシアスがこの得点ペースを維持すれば、今季の嬉しいサプライズとなるだろう。しかし、チームの強さや得点チャンスの多さを考えれば、やはりベンゼマとレヴァンドフスキがここからさらにゴールを積み重ねていくはず。先に頭一つ抜け出すのはどちらになるのか。