ブラーフもマンCを経てドイツへ photo/Getty Images
攻撃のピースはまだ控えている
今季のドルトムントでも若手がスポットライトを浴びている。ザルツブルクから加わったFWカリム・アデイェミ(20)、すでに今季ブンデスリーガで1点奪っている17歳FWユスファ・ムココと18歳FWジェイミー・バイノー・ギッテンスだ。
このうちギッテンスは2020年にマンチェスター・シティのアカデミーからドルトムントへ加わったアタッカーで、移籍当初よりジェイドン・サンチョ2世と話題を集めた。サンチョもマンCから出場機会を求めてドルトムントへ渡り、そこでの活躍からイングランド代表入りのチャンスを得た。現在はマンチェスター・ユナイテッドでプレイしており、ドルトムント移籍で一気に道が拓けた選手だ。サンチョの活躍からイングランドの若手が国外へ向かうケースが増えると予想されていたが、ギッテンスはまさにそのパターンだ。
ただ、サンチョ2世候補はギッテンスだけではない。同じくマンCからフリーでドルトムントへ加わった19歳FWジェイデン・ブラーフのことも忘れてはならない。
ブラーフはオランダ人アタッカーではあるが、2018年にPSVのアカデミーからマンCのアカデミーへと移籍。ウディネーゼへのレンタル移籍を挟んだ後、今季よりドルトムントの選手となった。
当初は怪我で出遅れていたが、現在はセカンドチームの方で出番を得ている。ムココやギッテンスら世代の近い選手に刺激をもらっているはずで、彼らに続いてトップチームでプレイしたいとの思いを口にしている。
「僕は改善が必要な若い選手で、このクラブではそのチャンスを得られる。迷うことはなかったよ。
若い選手に出番を与えていく環境もドルトムントの魅力の1つであり、若手選手たちが目指す理由になってきた。ブラーフまでブレイクすれば10代アタッカー陣がかなり豪華となるが、ムココやギッテンスに続けるか。