長きに渡ってバルサを支えているアルバ photo/Getty Images
バルサの良き伝統だ
2010年代はFWリオネル・メッシを始めとする多くのカンテラ(下部組織)出身者がトップチームで活躍していたバルセロナだが、退団や引退により今ではその数がすっかり少なくなった。
しかしその流れが完全に途絶えたというわけではなく、18歳のMFガビや19歳のDFアレハンドロ・バルデといった才能溢れる10代の若手たちも出てきている。
バルデ台頭の煽りを受けて出番を減らしているアルバは、英『The Athletic』のインタビューに応じる中でこの2人に対する想いを明かしている。同じラ・マシア(バルサ下部組織)出身者としてバルサでプレイすることの意味を彼らに伝えることが大事だと考えており、特に同じポジションのバルデに目をかけているようだ。
「若い頃はベテランのチームメイトに恵まれたし、とても助けてもらった。今はバルセロナでプレイすることがどういうことなのか、若手のスターたちに分かってもらえるよう努めているよ」
「バルデは僕のポジションでプレイしているから、彼にヒントを与えられるようできる限り手助けしている。僕はもう長いことトップチームにいる。若手は経験豊富な選手のアドバイスに耳を傾け、学ぼうとすることが大切だ」
「ガビは若かった頃の僕を思い起こさせる。気性が荒いけどプレイする上でシステムの中心であり、闘争心も持ち合わせている」
近年は財政難に陥るなど苦しんでいるバルサだが、率先して後進の育成にあたるアルバのようなベテランがいることは大きな救いだろう。これからも年長者の一人としてチームを引っ張っていくアルバの姿に期待だ。