リーグ制覇を喜ぶ古橋たち photo/Getty Images
今季の主役は日本人選手たちだった
スコットランド国内リーグは上位6チームで争うセカンドステージに突入しているが、7日にハーツと対戦した首位セルティックはFW古橋亨梧のゴールもあり、セルティックはこのゲームに2-0で快勝。早くも2年連続のリーグ制覇を決めた。
今回のハーツ戦もそうだが、今季のセルティックを語るうえで日本人選手の活躍は外せない。古橋、MF旗手怜央、FW前田大然の3人こそ優勝の原動力であり、そこにMF岩田智輝、DF小林友希も加わった。
指揮官のアンジェ・ポステコグルーは横浜F・マリノスを指揮した経験を持っており、セルティックへ向かった当初から日本を中心にアジアのタレントへ目を向けてきた。その補強戦略が見事にハマったのだ。
喜ぶべきかは微妙なところだが、古橋や旗手らJリーグからセルティックへ向かった選手は移籍金も低コストに抑えられている。海外クラブにとってJリーグでプレイする日本人選手は魅力的に映るだろう。
地元メディア『67HailHail』もセルティックの補強戦略を振り返る中で日本人選手の重要性に言及しており、ここからJのタレント争奪戦が起こる予感を綴っている。
「過去2シーズンにわたるセルティックの移籍ビジネスはファンやメディアから称賛されてきた。特にポステコグルーが発掘してきた日本の宝石たちは非常に驚くべき存在だった。古橋、旗手、前田は契約以降、非常に大きな成功を収めている。小林、岩田のベストはまだ見ていないが。これらの成功により、他クラブが日本の市場に気を配るようになれば、セルティックが最高のタレントと交渉するのは少しばかり難しくなるかもしれない」
「しかし、セルティックは日本に足場を築くべく裏で動いている。
ここから古橋、旗手、前田、岩田、小林らが5大リーグへステップアップすることになれば、セルティックへの移籍は日本人選手にとっても有効な選択肢となり得る。古橋を中心とする日本人組の活躍は特大のインパクトがあり、今後スコットランドとJリーグのタレントがどういう関係を構築していくのか楽しみだ。