スパルタ・ロッテルダムで活躍する斉藤(右) photo/Getty Images
X・シモンズやタディッチらとともに選出
オランダ・エールディヴィジは若手が成長するには最適とも言える環境だ。エールディヴィジでのブレイクから5大リーグへ向かうケースも毎年のように起きている。
そこで今季見事な活躍を見せたのが21歳のFW斉藤光毅だ。今季ベルギーのロンメルからオランダのスパルタ・ロッテルダムへレンタル移籍した斉藤は、いきなりエールディヴィジで7ゴール5アシストの成績を記録した。
その評価は極めて高く、オランダ『Soccernews』は『今季のエールディヴィジ・左ウイングTOP4』の1人に斉藤を選出している。
これは各ポジションのベストプレイヤーをユーザー投票で決める企画だが、その左ウイング候補として斉藤が選ばれたわけだ。
他の候補者は得点王を獲得したPSVのFWシャビ・シモンズ、AZのイェスパー・カールション、アヤックスを引っ張るベテランFWドゥシャン・タディッチの3人だ。
シモンズは19ゴール8アシストを記録し、タディッチも11ゴール18アシストと大暴れしている。この2人と一緒に斉藤が選ばれているのは特別だ。
同メディアは「影響力という点では、すでに斉藤は日本のスターである小野伸二と比較される」と斉藤を紹介。小野伸二といえばフェイエノールトでUEFA杯を制するなど、エールディヴィジで最も活躍した日本人選手と言っていい。その小野と比較されるところまで斉藤の評価は上がっている。
今回のアンケートはシモンズが最多63%の票を獲得し、2位はカールソンで15%、斉藤はタディッチと並ぶ11%の得票に留まった。大ブレイクのシモンズがNo.1に輝くことは納得の結果とは言えるが、斉藤がここに選ばれただけでも凄いものだ。
果たして来季はこれ以上の結果を残せるのか。エールディヴィジで斉藤は急激に評価を上げている。