当時のバルサも大きな成功を収めた photo/Getty Images
2008-09のチームなら勝てるとOBは自信
昨季にジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティが3冠を達成したことで、グアルディオラが作り上げた2000年代後半からの黄金期バルセロナと比較される機会が増えている。
グアルディオラは2008-09シーズンにもバルセロナで3冠を達成しており、昨季は2度目の3冠だった。
なかなか答えの出ない議論だが、当時のバルセロナでプレイしたMFヤヤ・トゥレはペップ・バルサの方を推す。自身がプレイしていたこともあるだろうが、やはり当時のバルセロナは特別だったとの意見だ。
「アンリ、メッシ、エトー、続いてイニエスタ、シャビ、ブスケッツに私。あのチームはとても完成度が高かった。今のシティ相手には厳しいものとなるだろうが、スーパースターが揃っていたあのチームなら勝てるだろう。イニエスタが26、7歳のときを想像してみてほしい。シャビは28歳くらいで、あの時代の選手たちは素晴らしかった」(英『Dayly Mali』より)。
ペップ・バルサの場合は、CLを制した2010-11シーズンのチームも評価が高い。ベースはシャビやイニエスタ、メッシと変わっていないが、前線にはスペイン代表の絶対的エースであるダビド・ビジャ、成長途上にあったペドロ・ロドリゲスがいた。アンリ、エトーにも負けない2人と言える。
シティも最前線に怪物アーリング・ハーランドを擁し、中盤にはそれを操るケビン・デ・ブライネがいる。約10年の時を経てサッカーのシステム面も進化し、シティは攻守両面で高い機能性を見せている。