「こいつは一体誰なんだ!? と思っていた」ファーディナンドと...の画像はこちら >>

プレミア屈指のCBコンビとなったヴィディッチとファーディナンド photo/Getty Images

最初は信用されていなかった

現在は苦戦中のマンチェスター・ユナイテッドだが、2000年代には無類の強さを誇るプレミアリーグの盟主だった。06-07シーズンには、当時凄まじい勢いを持っていたチェルシーを抑えて優勝、07-08シーズンには同じくチェルシーを倒し、CL優勝を成し遂げている。



その頃のユナイテッドはウェイン・ルーニーやクリスティアーノ・ロナウド、リオ・ファーディナンドといったプレミアを代表する名手を多く抱え、それをアレックス・ファーガソン監督が鉄の規律をもって統率していた。まさに黄金期だ。

ディフェンスラインにはファーディナンドのほか、ネマニャ・ヴィディッチ、パトリス・エヴラ、ウェズ・ブラウンと揃っており、ゴールを守るのはエトヴィン・ファン・デル・サールだ。彼らもリーグ優勝やCL優勝に多大な貢献を果たしたが、ポッドキャスト『Filthy@Five』でファーディナンドは、2006年にヴィディッチらが加入した当初は彼らを懐疑的に見ていたと明かしている。

「ある(トレーニングの)セッションのあと、私はワッザ(ルーニー)と話したことを覚えている。彼は『こいつは一体誰だ?』と言った」

ファーディナンドも、最初のトレーニングセッションでヴィディッチが印象に残らなかったようで、「彼はひどかったんだ」と語っている。


「ヴィディッチとエヴラは同じ窓口(タイミング)でサインしたけど、彼(ルーニー)は『監督はめちゃくちゃだ。人材採用はどうなっているんだ?』と言っていたよ」

堅固な守備でプレミアのアタッカーを恐れさせたファーディナンドとヴィディッチのコンビだが、こんなところからスタートしていたのは意外だ。もちろん、ファーディナンドとルーニーが間違っていたことはすぐに証明されるわけだが、まだまだ外国人選手の数も多くない時代のこと。国外からの新入りには厳しい空気だったのかもしれない。