国内リーグでも好調を維持するレアル photo/Getty Images
すべてを解決し得るフィジカル能力
今夏にFWカリム・ベンゼマを失ったが、レアル・マドリードは今季もチャンピオンズリーグ優勝候補の一角となるだろうか。
今季スペイン勢はCLで良いスタートを切っており、C組のレアル・マドリードとH組のバルセロナは2連勝スタート、D組のレアル・ソシエダとE組のアトレティコ・マドリードは1勝1分、B組のセビージャは2分スタートとなっており、まだ負けがない。
このうちセビージャを除く4チームはグループ首位に立っており、決勝トーナメント進出へ快調なスタートだ。
中でもスペイン『MARCA』が称えるのがレアル・マドリードの『フィジカル』だ。バルセロナも若い選手が多いが、レアル・マドリードの場合は若いフィジカル自慢が中盤に揃っている。
MFフェデリコ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニ、新戦力のジュード・ベリンガムも文句のつけようがないパフォーマンスで、運動量も豊富だ。
前線に復帰したFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエスも運動量豊富な若手であり、同メディアは彼らのフィジカルが欧州の戦いで大きな武器になると見ている。美しく勝つだけがサッカーではないのだ。
もちろんトニ・クロース、ルカ・モドリッチらベテランがもたらすテクニックと経験値も見逃せない要素であり、現在のレアルは世代のバランスも良い。ベンゼマ退団が痛手なのは確かだが、名将カルロ・アンチェロッティは[4-3-1-2]のシステムに切り替えながらリーグ戦でも白星を重ねている。
これまでもレアル・マドリードは難しいゲームを切り抜けてきたが、今季CLで再びの頂点に立てるのか。注目は彼らのハイレベルなフィジカルだ。