シュツットガルトを指揮するヘーネス photo/Getty Images
驚きの2位スタート
ドイツでシュツットガルトの快進撃が止まらない。
昨季のシュツットガルトは16位と低迷し、ハンブルガーSVとの入れ替えプレイオフを制して1部残留を決めるなど大苦戦だった。
しかし、今季は開幕から7試合を消化して6勝1敗と見事なスタートで2位につけている。このスタートに驚いた人は多いはずだ。
話題を独占しているのは、7試合で13ゴールと大暴れしているエースのセール・ギラシだ。とんでもないペースで得点を重ねており、ギラシがシュツットガルトの最重要プレイヤーであることは間違いない。
ただ、チームをまとめる指揮官セバスティアン・ヘーネスの存在も見逃せない。昨季終盤の4月より指揮官に就任したヘーネスの手腕も、シュツットガルトがロケットスタートに成功している要因だ。
ヘーネスは2017年から3年間バイエルンのセカンドチームを指揮するなど、コツコツと経験を積んできた41歳の青年指揮官だ。その後2020年にホッフェンハイムの指揮官に就任し、トップチームでの仕事が始まった。
まだ気は早いが、シュツットガルトで好成績を残せばビッグクラブも興味を示してくるだろう。独『Bild』は、バイエルンのヤン・クリスティアン・ドレーゼンCEOもヘーネスの将来に注目していると伝えており、ブンデスリーガで成功を収めた青年指揮官は自然と王者バイエルンから注目されることになる。
現在ブンデスリーガ首位を走るレヴァークーゼンでも同じ41歳のシャビ・アロンソが注目を集めており、こちらはすでに将来のレアル・マドリード行きもあるといった話題が浮上している。