レアルで得点力が爆発しているベリンガム photo/Getty Images
後半アディショナルタイムに逆転弾
まさに『持っている』との表現が正しい選手か。28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第11節でライバルのバルセロナと対戦したレアル・マドリードを救ったのは、またもMFジュード・ベリンガムだった。
レアルは早々に先制を許してしまったが、68分にベリンガムが強烈なミドルシュートを叩き込んで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムには再びベリンガムがゴールを決めてチームを2-1の勝利に導いた。
1点目の豪快ミドルも凄かったが、何より不思議なのは後半アディショナルタイムにベリンガムのところへボールがこぼれてくることだ。
2点目の場面では、右サイドからのクロスにMFルカ・モドリッチが軽く触れたボールがバウンドしてベリンガムの下へ転がったのだが、あれはモドリッチも狙って蹴ったわけではないだろう。あそこに顔を出しているベリンガムも見事だが、そこにボールがこぼれてくるのは何とも不思議だ。
これでベリンガムは早くもリーグ戦10ゴール目となり、ゴールラッシュが止まらない。英『Daily Mail』によると、チームを指揮するカルロ・アンチェロッティは今季のベリンガムに20ゴール以上を期待している。
「彼は20~25ゴールくらいは簡単に決めるだろう。ベリンガムはベテランのようにプレイしている。彼の姿勢は素晴らしいよ。このゲームも彼の同点弾が試合の流れを変えたね」
ベリンガムはあくまでMFの選手だが、ゴール前で見せる嗅覚はストライカーそのものだ。終盤にゴールを決めることも多く、ボールが転がってくるところにいる天性のセンスを備えている。
すでにリーグ戦で10ゴール決めていることを考えれば、20ゴールは余裕だろう。